こんにちは。司法書士の髙橋です。
昨日、東京司法書士会文京支部主催の無料法律相談の相談員として参加させて頂きました。
毎回、文京区役所の地下で行っているのですが、台風一過で天気が良くなり、後楽園駅・春日駅から徒歩1分の
アクセスの良さからか、相談される方がひっきりなしで、3時間で6名の相談を受けさせていただきました。
相談を受けて感じたのですが、「相続」に関する相談が非常に多かったです。特に、相続開始から、相続登記の手続きを
しなかったり、相続財産の分配を話し合う遺産分割協議がまとまらなかったりして、放置していた案件が多く見受けられました。
放置する期間が長ければ長いほど、手続きを進めるのに大変な労力と費用が掛かってしまいます。さらに、放置していた時期が
長い場合、相続人が死亡するとさらにその相続人が出てくるので、甥や姪など関係者がどんどん増えてしまい、遺産分割協議がまとまるのが
非常に困難になります。そうなると、家庭裁判所の手続きで進めることとなるのですが、弁護士費用が掛かったり、さらに解決するまで多くの
時間が掛かったりするので、当事者は苦痛でしかありません。また、相続手続きがを済ませないで、自分の子供たちに、その放置案件を残すのは、
その子供たちが酷だと思います。
相続手続きを今まで放置してしまった方がいたら、是非一度、司法書士などの相続の専門家にご相談ください。